2012年2月4日土曜日

イサーン食材を食べてみた――カイモッデーン(赤蟻の卵)


前回の「鮒寿司を食べる会」のとき、賑やかしとして持参したのが、このタイ製の「カイモッデーン」。タイ語でカイ(卵)とモッデーン(赤蟻)でカイモッデーン。文字通り、赤蟻の卵です。

タイ東北部(イサーン地方)で主に消費されているもので、いわゆるイサーン料理で使われる食材。イサーン料理は辛いことで有名だが、虫を食べることも特徴のひとつ。地理的に農業生産に適していなかったため、必然的に昆虫食が普及したと言われている。つまり虫はその地方での貴重なタンパク源だったわけですね。日本でいえば長野あたりと結構似ているかもしれない。

ちなみに、イサーン料理で使われる虫で最も有名なのにメンダ―がある。メンダ―って言うとなんかかっこいい響きだけど、要はタガメです。タガメを知らない人はコックローチの外見を想像すればオーケー。コックローチを知らない人はヒマなときにでもグーグルで画像検索してみてください。

閑話休題。
で、このカイモッデーン、現在日本で入手できるのは冷凍のモノと缶詰のモノの2パターン。一部のイサーン料理屋で提供しているのは、味の面からみておそらくほとんど冷凍モノだと思われる。自分は缶詰バージョンを大久保の某アジア食材店で買ったのだが、冷凍モノはそこでは見つからなかった。

缶詰のカイモッデーン。ひと目でそれとわかるデザイン

タイではオムレツやヤム(サラダ)に入れて食べるのがポピュラーな食べ方。ただ、いくら会場がタイ料理屋といえど掃除が終わった閉店後、しかも深夜2時オーバーによっこらしょと調理するわけにもいかないので、とりあえず数匹まとめてスプーンですくって食べました。

味は特筆すべきことは別にない。缶詰のせいかもともと「そういうもの」だからかは知らないが、特に塩味も甘みも苦味も感じなかった。あっさりした鱈の白子というかなんというか……しいていうなら「缶詰の味」という感じです。食感はプチプチしてて結構楽しい。あくまで食感メーンで、そのまま食べる類のものではないような気もする。写真をみて興味が湧いた方は、オムレツなりサラダなり真っ当な料理の形で食べることをお勧めします。


難易度:★★★☆☆
味   :★☆☆☆☆
¥   :500円ぐらい(某大久保スーパー)