2012年1月5日木曜日

飛騨高山でご当地ラーメン――高山ラーメン


あけましておめでとうございます。
……と言っておいて新年早々、気が引けないこともないが、以前撮影して塩漬けにしていたネタがいくつかあるのでこの機会(?)に大放出します。いわゆる棚卸しですね。漬けすぎて発酵が進みもはや腐臭すら漂い始めているので、ここらで使ってしまおうという目論見であります。

第一弾は、飛騨高山のご当地ラーメンこと高山ラーメン。真っ黒いスープ寸胴で有名なアレです。昨年夏に珍食を求めて名古屋~岐阜~富山~長野を旅行した際に食べることができた。写真は高山ラーメンの元祖、「まさごそば」のラーメン。


 スープの寸胴に醤油も一緒に入っているのが高山ラーメンの特徴。周知の通り、本来ラーメンはスープと醤油ダレを別々に作り、提供前に丼で合わせるのが普通なのだが、ここのはスープに醤油もドボドボ(かどうかは知らんが)入れて一緒に煮込んでしまう。なので寸胴はとうぜん真っ黒。で、提供時にはそのままお玉ですくって丼に入れて茹でた麺を入れてハイできあがり、というわけです。

ところで、なんでスープに醤油を?ホワイ?という疑問が当然出てくる(と思う)が、これについてはWikipedia先生に聞いてもよく分からない。ただ、某ラーメン漫画によると、高山ラーメンを考案した「まさご」の初代店主が屋台でラーメンを出していた際、醤油の角が立たないようにするために編み出した手法なんだとか。言われてみればなるほどですね。確かに一緒に煮込んだほうがまろやかにはなりそうだし。

スープの味は(当然)醤油ベースで、鶏がらに鰹節とか魚介系材料、野菜というラインナップがスタンダードらしい。具は見てのとおり、チャーシューとネギ、メンマとシンプルこの上ないラインアップ。高山では他にも数軒食べ歩いてみたが、どこも同じラインアップだったので具はおそらくこれで統一しているものと思われる。麺はちりちりした細縮れ麺でした。味は、見た目と裏腹にあっさりしていて結構おいしい。なんというか、毎日食べても飽きない味といった感じ。まあラーメンを毎日食べる必要はないけど……。おやつ食べる感じで食べるといいと思います。


難易度:☆☆☆☆☆(別に難しくない。だってラーメンだし)
味   :★★★☆☆(美味しいです。ラーメンだし)
¥   :900円(大)