2月末、恒例の都内某タイ料理屋にて、閉店後に日本酒の試飲会を開催。ブツは宮城県は三本木町に蔵を構える(現在は移転)新澤酒造の「残響Super9」。残響はともかく「Super9」とはまたずいぶんとシャレオツな日本酒らしからぬ響きですが、単にカッコイイから適当に付けた名前ではもちろんなくて、ここでいう「9」は精米歩合を表しているわけであります。つまり「精米歩合が9%」ということですね。誤植でもタイプミスでも捏造でもステマでもなんでもなく、精米歩合「9%」。原料のお米を削って削って削りまくったわけで、値段も四合瓶で2万1000円と、目の玉どころか尻子玉まで飛び出しそうな、名前負けという言葉から10億光年離れたスーパーな酒です。